持続化給付金の申請がものすごい勢いで伸びている。報道によれば9月6日までに約349万件の申請があり、約4兆3千億円の支給がなされている。
当初予算では130万社を対象に2兆円を準備したが、早々と予算をオーバーし、第2次補正で約2兆円が積み増しされた。
気になるのは不正受給が横行していることだ。最近摘発された事件では口コミで集めた学生や会社員ら400人以上を誘い、偽の税務申告を伴う不正受給申請をさせ、入金した給付金の一部を手数料として受け取っていたという。
首謀者が悪質なのは勿論だが、これに加わった400人も不正申告には違いなく、給付金の120%を返還させられたうえで悪質とみなされれば刑事告発もありうるのだ。
多くの人を巻き込んだという点でこの事件はまことに罪深い詐欺といえよう。
不正な受給申請は不自然な税務申告を伴うことから、警察は国税庁と連携して摘発に力を注いでほしい。
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