この3月いっぱいで税抜価格での表示を認める特例法(消費税転嫁対策特別措置法)が期限を迎える。
思い出すのは この特例法施行時すなわち消費税率が5%から8%に上がった2014年当時の牛丼戦争だ。5%時の3/31まで吉野家・すき家・松屋は3社揃って牛丼並に280円(込)をつけていた。
一夜明けて4/1、吉野家は300円(込)すき家は270円(込)松屋は290円(込)と対応が分れた。驚いたのはすき家の270円(込)なぜわざわざ10円値下げするのか不思議だったが、店の外ののぼりを見て納得。そこにはでかでかと「牛丼250円(抜)」の文字が...‼ところで最近サイゼリヤに行ってびっくりしたことがある。
看板メニューのミラノドリアが300円(込)になっているではないか。このメニューはサイゼリヤの象徴として8%UP時も、10%UP時も299円(込)を維持してきたのにである。同社によれば端数価格を無くすことより釣銭が減ることでコロナの予防対策を推進するのだという。時代は移り替わっている。
見た目の安さだけを売り物にする商法は終わりを告げそうだ。
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