「キャッシュポジションを高めたい」
この言葉は投資のうち何%を現預金で持つのが良いかという意味で使われることもありますが、経営で使われる場合は手元の現預金が月商の何カ月分かという指標を指すことが多いですね。
リーマンショックの時から良く使われるようになった様に思います。今回、コロナの影響で中小企業の資金繰りが厳しくなっているのは周知の事実ですが、中小企業の手元資金は1カ月程度との報道がありました。
すなわち、キャッシュポジションが1か月分ということですね。という事は売上が1か月無かったら資金がゼロになることを意味します。
私は常に中小企業には2ヶ月分のキャッシュポジションが必要だと思っているのですが、今回の騒動でその大切さを痛感しています。
森利彦
「大人も子供?」
現在、400世帯以上ある町内会の三役 会計を担当して2年目に入りました。熱心な町内会で、毎週のように集会があり、毎月活動報告会があります。ただ、熱心なのはほんの一部の人達だけで、残りの人達は仕方なく参加しているというのが現実です。
例えば自動引落できなかった町内会費の集金について、各組長は断固拒否し、会計が一人で集金する決まりとなっていたり、みんなで町内会を運営するという概念が無く、自分達さえよければそれでよいというのが全面に出ています。
かく言う私も三役に当たらなければ同じ考えであったろうと思いますが、実際に町内を管理する立場に立ってみると、なんて自分勝手で子供じみた考えだろうと呆気にとられます。みなさん子供に対しては、自分勝手なことをしてはダメと叱るのに大人はズルいなとも思います。
何事も経験と言いますが、嫌なことでもやってみると本当に勉強になります。このお役目をやっていなかった頃の自分を考えるとぞっとします。
三輪和正
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