複雑怪奇!平成30年分「配偶者控除等申告書」
年末調整の書類のつまった大きな封筒を開けて驚いた。今回の年調から新たに登場した「配偶者控除等申告書」は、その複雑さ、活字の細かさは史上最高だろう。細かなところでは1.2mmほど、3~4ポイントといったところか? 良くこれだけの内容をA4一枚に押し込めたものだと感心してしまう。財務省には老眼の人はいないのだろうか。
もともとこの制度は103万の壁を150万まで引き上げる反面、高所得者には配偶者控除を無くす税収中立の発想で生まれたものだが、その当時から嫌な予感はしていた。
この申告書、裏面にもびっしりと超細かな字で説明書きがあるが、これを読むサラリーマンは1%もいないだろう。
森利彦
当事務所では毎月、試算表のほかにもマネジメントレターというA4の業績報告書を作成しています。関与先ごとの要望に合わせて作成しているため、報告書の様式は各関与先ごとに異なります。
例えば、経過月以降予算通りに推移した場合の決算業績予想額と納税予想額や1年間の納税カレンダーを記載したり、節税対策及び退職金積立のために複数の生命保険に加入している場合、現在の解約返戻金予想額、10年後の返戻金予想額、15年後の返戻金予想額を記載し、退職金の準備がどの程度出来ているのか記載したりと様々です。
経営の成果と今後の予想は業績報告書を見なければ分かりません。それをいかに分かり易く理解してもらえるかが大事だと思っています。
三輪 和正