我国に「富裕税」があったことをご存知だろうか。この税制は昭和25年に導入され昭和28年に廃止された。当時500万円超(現在でいうと4億円位か)の純資産に毎年0.5%~3%の税率をかけて納税させたものだ。
しかし思ったより税収が上がらず、財産の把握が難しいため廃止されたとのことだ。
近年、富裕層が持つ財産が急増している一方、金融取引等不労所得は税制上優遇されており、ある統計では年間所得1億円を超えるあたりから所得税の負担率が逆に下がるという問題点が指摘されている。 現在のところ公式に富裕税再導入を主張する政党は見当たらないが、声を上げる政党が現れても良いと思うがどうだろうか。