「10年おきに叫ばれる?プライマリーバランス黒字化」
政府が目標として挙げてきた2020年プライマリーバランス黒字化の達成が怪しくなってきました。どうも10年おきに目標を立てては先送りにしているような気がします。気になって昔の新聞を調べていたら、今から12年前、2005年12月27日の毎日新聞には次のような記事がありました。
「内閣府はプライマリーバランスを黒字化させる時期をこれまでの目標より1年前倒しし、2011年にする案をまとめた。」 当時は小泉政権だったが、この目標は未だに達成されないままなのは衆知のとおりです。
このままだと「2030年プライマリーバランス黒字化」という目標が発表されるのは時間の問題と思われるが、口先だけの約束はもうやめてほしいですね
森 利彦
最近、節税対策に頭を悩ませる関与先様が増えてきたように感じます。
できるだけ節税をしたいと考える方がほとんどですが、節税対策をし過ぎて手元に資金がないと頭を抱える方もいらっしゃいます。
こういったケースは初めて法人税を納税することとなった会社によく見受けられます。今まで納付することのなかった法人税を納付するということが、とても損することのように感じてしまい、法人税が発生しないように過度に節税対策を実施してしまうケースです。
何事もバランスが大事と言いますが、節税対策もやり過ぎると資金繰り悪化の原因となります。手元に資金を残すにはある程度の法人税の納税も必要になってきますので、そのバランスを見極めることが重要だと思います。
三輪 和正