産業革命以降、徐々に進んだ地球の温暖化は、従来の化学では解明できない新現象を発生させ続けているようだ。
2003年にはヨーロッパが大熱波に襲われ、フランスでは15,000人以上の人命が失われたのも記憶に新しい。その頃から日本でも極端な局地的大雨が「ゲリラ豪雨」と名付けられるようになった。時間当り20~30㎜程度が大雨と考えられていたが、このゲリラ豪雨は80~120㎜というような激しいもので、人命が失われたこともあった。 異常気象と呼ばれるようになったのは、洪水がある地域に隣接して大干ばつで砂漠が広がるところもあるアフリカなどの状況からであるが、それ以降全地球的に激しい気象は広まってきた。 世界各国あげての協力が、これらの異常にブレーキをかけることが出来るのだろうか。